柿衞忌のご案内【6月7日(日)】
当文庫の創設者である亡き岡田柿衞翁をしのびつつ、その翁の業績を永く顕彰するために設けられた「柿衞賞」(かきもりしょうー40歳未満の新進俳文学研究者への奨励賞)。第18回目となる本年は、該当者が選出されないという残念な結果になりました。そこで今回は、近年の受賞者3名に、柿衞文庫の資料にもとづいて、最近の研究成果をわかりやすくお話いただきます。俳文学研究の最前線を知るよい機会となると存じますので、ふるってご参加賜りますよう、ご案内申し上げます。
・日時:6月7日(日) 午後1: 30より(3時半終了予定)
・場所:柿衞文庫 講座室・内容(参加・聴講無料)
○黙祷―柿衞翁をしのぶ
○柿衞賞選考結果の報告
○既受賞者のみなさまによるご講演
「一蝶・其角・芭蕉」 井田太郎氏(第14回受賞)
「其角・追善のかたち」 根来尚子氏(第16回受賞)
「俳誌という遺産―昭和新興俳句に関してー」 青木亮人氏(第17回受賞)
なお、当日は山中宗六社中による呈茶がなされます。(呈茶席は午後4時終了予定) また、特別展「酒都伊丹につどうー詩人・俳人・画人たち」も開催中ですので、みなさまお誘い合わせの上、ぜひご来館ください。
俳句イベントのご紹介。
私は残念ながら6/7は別の学会があって伊丹には行けないので、どなたか行かれる方はあとで内容教えて下さい。
ちなみに青木さんは大学院で私の先輩にあたり、今年三月、博士号を取得された気鋭の俳句研究家。昨年、柿衛賞を受賞されたのですが、近世俳諧でなく近代俳句の研究者が受賞するのはきわめて稀なことだそうで、近世文学会でも話題になったとか。
ずっと正岡子規周辺の明治俳壇を対象に研究されていたのですが、最近では山口誓子など新興俳句にも興味を移されています。たいへん丁寧で堅実な研究をされる方ですし、高校の非常勤もされているので講演は面白いと思います。
お時間のある方は、是非。
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