2013年9月4日水曜日

告知、船団フォーラム

告知が続きます。

船団俳句フォーラム 第2回
講演とシンポ
 「女たちの俳句」を読む

 坪内稔典が雑誌「俳句」(角川書店)に「女たちの俳句史」を連載しています。女性の俳句についての新しい見方が示されており、何かと刺激的です。今回の俳句フォーラムでは女たちの俳句に焦点をしぼり、女たちの俳句の現状と未来を考えます。

日 時: 9月14日(土)14:00~17:00
場 所: 園田学園女子大学 30周年記念館 3階 大会議室
阪急神戸線塚口駅下車西南へ徒歩10分 アクセス
電話: 06-6429-1201


 講演とシンポ 

講 演 : 「女たちの俳句―現状と未来」
神野紗希(俳人)(こうの・さき)
シンポジウム: 「女たちの俳句史」を読む
中原幸子・小枝恵美子・わたなべじゅんこ・工藤惠
木村和也(司会)

参加料 船団の会会員 500円 / 一般1000円
 参加される方には、会場で、「女たちの俳句史(1)~(17)のコピーを差し上げます。
参加申し込み: 不要
問い合わせ: 船団の会(電話:072-727-1830)


船団フォーラムに、神野紗希さんが登場。

そういえば私もお会いするのは久々かも。
紗希さんのテーマのひとつ、「女性俳句」に関する講演と、シンポジウム。
楽しみです。


愛媛大学准教授で、今年俳句甲子園の審査員をつとめた青木亮人さんによる、俳句甲子園レポートが愛媛新聞に掲載されました。多くの出場者、関係者にインタビューされた成果です。

愛媛新聞ONLINEで読むことが出来ます、こちら

 出場者の大部分は高浜虚子や高柳重信などの俳句史をほぼ知らない。・・・・・・ 
 これらに対し、「俳句甲子園は狭い世界にすぎず、それ以外の俳句観もあることを知らない」との批判もある。しかし、考えてみてほしい。彼らは普、通、の高校生であり、俳句に人生を賭けた俳人ではない。たまたま学校が俳句甲子園に縁があったため参加したとか、人数が足りないので友人に誘われた出場者もいる。いつもは運動部に所属し、ライトノベルを読んだりJ-POPを聴く普通の高校生が、自分なりに良い句を詠もうと時間を費やした結果が多くの作品なのだ。その彼らが大会に出場し、勝利するとガッツポーズを決め、敗北すれば泣き崩れる。スポーツならまだしも、平成期の日本で俳句にこれだけ一喜一憂する高校生が集う大会があることがどれほどすごいことか、簡単に批判する論者はその意義を実感できないのだろう。 
その後の青木さんのツイートもふくめて、どうぞ。

俳句甲子園が、数パーセントの「ゼロ年代俳人」だけで語られることはあってはならないし、彼らを生むためだけに俳句甲子園があるのではない。出場者すべてが、人生かけて俳句に打ち込む必要はないし、誰もそんなこと望んではない。
それは、出場者たちが一番よく知ってる。わかってないのは、現場で見たこともない「俳人」だけだと、思うんですけどね。

ただし、これからの俳句甲子園がどういう方向へ転がっていくか。
回を重ね、純化して洗練していくにつれて、失うものもあるだろうし、一方で「俳句」甲子園であることを捨てては意味がない。

どうなるかな、これから。

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