2012年2月1日水曜日

東京日記


ひさびさに純然たる日記です。

先日、学生から届いたメールで届いたレポートを開こうとしたら、PCがダウンしちゃいましてね。
普通のワードファイルだったと思うのですが、クリックの瞬間にバッとアイコンが消えて、なんか英語でメッセージが出てるんですよ。
Windows PC scanとか何とか。
Windowsだから大丈夫なのかな、と思っていたら、そのまま動かなくなっちゃって、ダウンと言うより、おシャカ?うん、もう、完全崩壊。再起動してスタートメニューを開けても何もファイルがない、という。

仕方ないので翌日から一日がかりでリカバリーですよ。
最近はリカバリーもずいぶん楽になりましたが、ネットの設定とかメールの設定とか自分で購入したファイルとかもろもろやっていると、まあ一日かかります。

重要なデータはだいたいバックアップとっていたので、そのぶんの損害は少なかったんですが、数年分のカスタマイズが全部なくなるのは厳しいですね。
一番痛いのはメールとアドレス帳が全部なくなってしまったことで、これが地味に面倒。古いメールが飛んでしまったのは仕方ないとして、アドレス帳のほうも送られてくるメールを読みながら現在少しずつ復旧中。
受信のほうは全く問題ないので、もしお気づきの方がおられたら、久留島宛に空メール送ってくださると助かります。
ホントにバックアップ、大切。

学生レポートのほうは、ネットカフェでひらいたら何の障碍もなかったので、そのファイルのせいなのかどうかよくわからないまま。Macユーザーさんだったので、なにか相性が悪かったのかもしれませんが、相性の問題でファイルが全部消えたらやってられないですな。
しかし、PCなり、ネットなりがダウンすると、いかに普段の生活でネット浸りか、というのを痛感するわけで。なんか、デジタル保存というのは、いろいろ不安なところがあるなぁ、と思う次第ですよ。紙媒体と違って、いつなんでダメになったか、がよくわからないままダメになることがある、というのが怖いというか腑に落ちませんね。燃えたとか割れたとか水に浸った、とかなら、納得できるのですが。

俳句系のblogめぐりも、「お気に入り」が飛んでしまったのでずいぶんわからなくなって、まあおいおい復活するとは思いますが、最近ちょっとご無沙汰しているところも多いかもです。



それはさておき、先日関東方面へ入ったついでに、西村麒麟さんに遊んでもらいました。
麒麟さんにあらせられては、日曜出勤でお疲れのところ、しかも前日も某若手伝統系作家さんとの飲み会であったにもかかわらず、またおつきあいいただきましてただ感謝。

麒麟さんからは会うなり「古志」189号、西村麒麟特集号を頂戴しまして、これはもう麒麟さんの手元にも数部しかない本らしいので、大変貴重なもの。ありがとうございます。
こちらは手ぶらで行ったので申し訳ない限りで……。今度、なんか探しておきます。

西村麒麟さんは、以前もすこし書いたとおり、寄席芸のような笑いを誘う文章で、実はすごく批評的な読みを展開している、まさに「芸」の人である。
個人的に話しているといろいろ啓発されるところが多いのですが、なにせ酒の席ですからね。うん。お酒飲んでいるうちになんの話をしていたやら。。。

もともと、麒麟さんとは「裏スピカ」的に、スピカの悪口……もとい、スピカ三人があまりやってないような話をしたいですね、ということを言ってたんですよね。
ネット媒体だと、どうしてもホットな話題ばかりが取り上げられがちですが、普段取り上げられていない作家、古い作家も含めてお互いの好きな作家と嫌いな作家の話をやりあいたいですねー、ということで。
麒麟さんとの好みは、青畝や爽波などのホトトギス系だとかぶるところも多いのだけど、一方で若手作家の評価ではあまりかぶらないことが多くて、そのあたりをちゃんと話したらおもしろいでしょう、と言っていたわけです。
お会いするなり麒麟さんから「今日はしゃべるために新撰21と超新撰と俳コレ持ってきたよ!まだ全部読めてないけど!」とか言ってくださったり、
さらに気を遣ってあちこち電話してくださって、句会明けの生駒大祐くんが駆けつけてくれたりして、久しぶりに会ったのがうれしいのでそのままお酒飲んでいたらどんどん時間が過ぎて、翌日月曜でお仕事のある麒麟さんに、結局は終電までおつきあいいただいて。

えーっと、何の話しましたかね??

とりあえず覚えているのは、「アンソロジってねーな」ということで。
「アンソロってない僕ら」的に、どう生き残るか、みたいな話題で、流行なんか結局流行だよ、みたいな。でも意外と今の若手はそれもわかってて流行乗ってますよね、でも流行乗れてない人の方が気づいてないよね、みたいな。
そこから、やっぱり好きな作家のことはもっとちゃんと読もうよ、もっと読もうよ、と。
結局読んでいる人が強いですよね。紗希さんとかほんとよく勉強してますよね、他の人ももっと読めよ、ていうか僕あんま読んでないです麒麟さんすみません、でも青畝はいいっすよね晩年の句集もっと読みたいっす、僕にも青畝全集くれる人欲しいです、あ、芭蕉兄さんとキヨコ姉さんってどんな人なんですか、てか東京は俳人多いし毎日どっかで句会してるし、俳句文学館と国会図書館あってうらやましいですよ、生駒くんも古い作家読み放題なんだからもっと読めよ、でも就職で地方行ったら俳句ばっかりしてりゃいいよっていうか麒麟さん仕事しながらよく読めますね、俺はむしろ誓子読みますよ誓子案外アホみたいな句多いですよ、、、、

あー、たしか、なんかそんな話をした記憶がありますね、うん。


……違ったかな?


…………えーっと、麒麟さん、いろいろ忘れちゃったんで、また呑み直しましょう(笑)。
今度は是非、寄席で昼酒を。

 

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