2015年5月1日金曜日

5月30日


「船団」初夏の集いで、シンポジウムに登壇します。


2015年 船団の会初夏の集い in 静岡
 富士の裾野で 詠む・考える
5月30日(土)・31日(日)

5月30日(土) 
於:GRANSHIP/グランシップ(静岡市駿河区池田79-4 電話:054-203-5710)
13:00~ 受 付 (於:GRANSHIP/グランシップ)(アクセス)13:30~16:30 
シンポ 1 「出版から見える俳句」 13:30~15:00 
(ふらんす堂、KADOKAWA、本阿弥書店、池田澄子・坪内稔典)

シンポ 2 「私の俳句的課題」 
芳野ヒロユキ VS 山本たくや・久留島元・紀本直美・藤田俊・静誠司

★シンポは一般に公開します。(一般参加費1500円)事前に申し込んで下さい。 
(会 場 移 動) 
18:00~20:00 懇親会 (会員限定)        於:静岡グランドホテル中島屋   船団賞表彰/懇親
問い合わせ・申し込み:船団の会会務委員 岡 清秀(TEL:090-6058-6529、Mail(okaki5☆k.vodafone.ne.jp) 小西雅子(TEL:080-3134-3613、Mail(masaco_524☆k.vodafone.ne.jp) ※☆を@に変えてご連絡ください。


「VS」ですよ「VS」。話題の。

『関西俳句なう』でとりあげられたのは、船団のなかでも関西勢だけだったわけですが(3年前の段階で)、今回は東京の紀本さん、東海の静さんをふくめてのシンポジウム。
「俳句的課題」ということで、それぞれ何をテーマに持って行くか、考え中。

こういうとき、ふつうなら自分の実作上の課題について理論構築していったほうがいいのかも知れないけど、私自身の興味関心としては、実作よりも周りの「場」をどう考えるか、が課題。
年末の「俳句Gathering」で話題になったようなことや、『関西俳句なう』、さらに伊丹俳句ラボや、自分自身の大学での創作演習のことなど、いろんな「場」の在り方のことが、ぐるぐると頭をまわっている。

船団でのシンポジウム参加ははじめてなので緊張しておりますが、屈指のエンターテイナーである芳野さんが司会ですから、ドンと胸を借りるつもりで自由に発言したいと思っています。
追記.もちろん当日の話題は司会の芳野さんや、ほかのパネリスト、会場の流れで変わっていくので、「場」が中心的な話題になるかどうかは不明。私個人の関心がそこにある、というだけです。為念。

もうひとつのシンポジウムも、俳句界では珍しい視点。
作家や評論家ではなく、それを支える「出版」の人たちを招いてのシンポジウムです。
実作や評論ではなく、制度、システム側から「俳句」を捉え直す、というのは、とても面白い試みですが、これを総合誌やメディア自身ではなく、「船団」という同人誌の場でやってしまうというのが眼目ですね。
坪内ネンテンさんは、若い頃から「日時計」「現代俳句」と、自分で総合誌的な場を作り、評論活動をリードしてきた人。
また、沖積舎や創風社出版などの小さな出版社にも深く関わっている、メディアの立場をよくわかってる人だからこその、テーマなのだろうな。と。

静岡というところで関東からも関西からもお誘いしにくい距離ですが、参加希望の方、取り次ぎますのでご連絡ください。



ほか、5月30日には、各地で興味深い催し。

まずは大阪俳句史研究会
5月30日(土):小川軽舟氏――田中裕明 人と作品会場: 柿衞文庫開始時刻: 14:00
ということです。

なんでよりによってぶつけてくるかな、と思いますが、仕方ありませんね。
大阪俳句史研究会は、俳句に関心があれば誰でも年会費5000円で参加できる研究会。
私自身は、たまにある公開フォーラムしかお邪魔したことがないのでえらそうに言えないのですが、『大阪の俳人たち』などの貴重なお仕事を続けている団体です。



で、もうひとつ。

こちらは本当に専門の学術学会ですが、日本近代文学会で青木亮人さんが登壇されます。



2015年度春季大会
   日時: 2015年5月30日(土)・31日(日) 
   場所: 東京大学 駒場Ⅰキャンパス [地図]
                    京王井の頭線・駒場東大前駅 徒歩2分
    発表要旨は[こちら
  ■ 30日(土) 14:00より 会場:5号館
開会の辞   小森 陽一
《特集》 震災後にうたうこと――日本詩歌の可能性/不可能性
 青木 亮人 体験と有季定型
 阿木津 英 〈記録する私〉の問題
 佐々木 幹郎 震災後にうたうこと――詩と「うた」をめぐって
 (ディスカッサント)小関 和弘  
〈総会〉 

〈懇親会〉ルヴェソンヴェール駒場(駒場ファカルティハウス一階)
(※30日(土)12時30分より、512教室で評議員会を開催する予定です。)
学会の参加って、学会の性格ごとに全然違っていて、私の参加している学会なんかは会員でなくても自由に出入りして聴講できるのですが、近代文学会はどうかな。
もしかしたら参加費が必要だったり、会員申し込みが必要かもしれません、そのあたり確認しなきゃわからないので、申し訳ないデスが。

「要旨」をみる限り、青木さん、「現代詩手帖」の時評ばりに、俳句界のホットな話題を使ってご報告になるようなので、大変興味深い。
本発表では、市井の俳人や総合俳句誌等に象徴される「俳壇」動向と、関や鴇田ら俳人の句との偏差を浮き彫りにしつつ、詩や短歌といかに共通し、何が異なるかを明らかにしていきたい。 
だそうですよ。



さて、5月30日、どこに行きますか?
(私は選択肢ないのだけど)


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