鬼貫賞受賞以来、各所からお祝いのお言葉を賜り、恐悦至極です。
思いがけぬ方から連絡いただいたりすることもあり、思いがけぬ形でお祝い下さる方もあり、なんだか賞をとったそのことよりも、多くの方々にお祝いしていただけるということ自体が嬉しい今日このごろ。俳句は一人でできない文芸ということ、これほど思い知らされることはございません。まったくありがたいことでございます。
感謝、感謝。
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で、まだ未確認なのですが、毎日新聞14日付の「季語刻々」というコーナーで、坪内先生が拙句をご紹介くださっているようです。「船団」84号の、「変身!?」というテーマにあわせて作った一句。
この号では「自分が○○に変身したら」というテーマで、会員が短文と一句を披露している。
こーゆー、無茶ぶりというか、妙な「お題」の題詠で一致団結するところに、俳句を楽しむ集団としての「船団」の真骨頂がある。おもしろい句をいくつか。
冬うらら伝える音の無き日かな 工藤恵(聴診器)
鏡中を出でよ踊れよ牡丹雪 北原武巳(鏡)
椿が赤いぼくが火傷をさせたんだ ふけとしこ(スチームアイロン)
啓蟄のノズルを伸ばすウォシュレット ゆにえす(トイレのノズル)
去年今年明日を待っている便座 大角真代(便座)
急降下してくる鷹とすれ違う 宮嵜亀(H2O分子)
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