2010年5月20日木曜日
ちゃいな。
不思議の国、中国。
いや、正確には中国ではないのですが。
わたなべさんのブログ で知ったのですが、私も何度かメール句会でご一緒したことのある金子敦さんの句が、なぜかニューヨークのチャイナ街に出現した、という怪事件。
詳細はこちら。→「チャイナタウンのスーパーで見つけた俳句」
リンク先は巌 真弓さんのブログ。「コーディネーター、編集&ライター(るるぶニューヨーク(JTBパブリッシング)」ということで、ニューヨークでご活躍中らしい。
で、いわをさんがチャイナタウンで発見された和菓子?の包装に、どうしたものか金子敦さんの
ラーメンにコーンの沈む暮春かな
が印字されていたという。(金子敦『冬夕焼』ふらんす堂 に所収とのこと)
ここまで一言一句同じで偶然もなかろうし、しかし写真で見る限りはラーメンともコーンとも関係なさそうなお菓子。
意味がわからずに採ったとしてもフシギだし(それならもっと別の言葉がありそうなもの)、ただ単に気に入った句を書いてみたかっただけ?それにしても金子さんの句集が遠く海外にまで。。いや、もちろん作業をしたのは日本在住人である可能性もある。
謎は深まるばかりである。
*
勝手に見守ってきた『未踏』問題。
紗希さんのブログでのコメント欄でさらにすこし進展があり、一応ひと段落した模様。気になる方は前日の記事からリンク先に飛んで下さい。
(あまり人のブログのコメント欄を引用したり、無断リンクしつづけるのも何ですし、かといってあちらの議論を再燃するのもご迷惑なので)
個人的には、私自身が「船団」外の方と話している時の微妙な違和感(言ってることは同じようなのに見方が違う)が端的に表出して、興味深い議論でした。もちろん「船団」と「船団」以外、で分けるのも妙なハナシではあるのですが。
要するに、俳句を批評/評価するときに、どんなチャンネルで臨むか、ということだと思う。
そのチャンネルを多様にしてできるだけ「よく」詠んであげるほうがいいのか、いち読者として自分の立ち位置を定めて「おもしろい/おもしろくない」で切っていった方が誠実なのか、そのあたりは今でも迷うところだが、現時点ではできるだけ多様なチャンネル(価値観)でもっていろいろな俳句に接したい、と思っている。
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