2010年1月1日金曜日

恭賀新年


明けましておめでとうございます。

昨年五月より開設いたしました当ブログ、毎度支離滅裂結論未定の長文ばかり書き連ねておりますが、お陰様で初めての越年を経験しました。もとより誰にも相手をされていないだろうと高をくくって書き始めておりましたものの、やはり書いてる以上何か反応が欲しいなと色気を出してあちこち口を挟んだりしておりましたところ、インターネットとは恐ろしいもので予想もしないところでRSS機能ですか、勝手にリンクを張っていただいたり、記事で言及した当人に誤謬を訂正していただくことがあったり、久方ぶりに会った友人やら初めてお会いした方からも「ブログ見てます」と言っていただくこともあり、ありがたいやら申し訳ないやら、まことに汗顔の至りであります。当方アクセス機能など設置していませんので(別段主義主張があるわけではなくよく分かっていないだけ。)、どのくらいの方がどの程度見ていただいているのか今ひとつ把握していませんが、読みにくい長文を読んでいただいている方々には心より御礼を申し上げます。書けるときに書ける範囲で書けるだけ書いている至って不精な駄文ですが、どうぞお見捨てなく今後ともよろしくお願いします。

と、社交辞令のたぐいはこの程度読みにくくてもいいかと思いますが、以下、近日中に書きたいことなどを箇条書きで。

・「e船団」のトップページが新年から刷新されました。塩見師の日刊一句がお休みになり、小倉喜郎さんの「時評」が開始。私の知っている範囲では「船団」は今までこうした「俳壇」向けの記事はあまり書いてこなかったと思うので、意外というか興味深い試み。「船団」の俳句イメージを、より直接的に発信する場になっていくだろう。

・ 「新撰21」シンポジウムで言及のあった外山一機氏の論考「消費時代の詩ーあるいは佐藤文香論-」(『豈』49号)について。 シンポジウムでは随分とやり玉に挙げられていたが、いま読み直してもなかなか面白い論考だと思う。年末にアップされた論考や、各所で上がっているシンポジウムの非公式レポートなども参考にしつつ、当該論考の再検討作業をしてみたい。鋭意執筆中。
 →「新撰21非公式レポート」 さいばら天気氏のツイッター。 http://twitter.com/saibaratenki 
 →「葬送と若書き―「消費時代の詩」(豈49号)補遺―」 外山一機氏のブログ。http://haikunewgeneration.blogspot.com/2009/12/blog-post_28.html

・「船団」的な「取り合わせ」について。
その一つの理想型は、「船団」の若手よりも中高年以上の層に見られるような気がしている。別に俳句を長く続けてきた人たちではなく、経歴でいえば、たぶん私と同じくらいの「新人」な方々、である。例えば、昨年の「船団」シンポジウムでも道浦母都子さんから絶賛だった、小西雅子さん。
 都市上空魔法のじゅうたんにてくしゃみ

 人の名をどんどん忘れるペンペン草
 折れ曲がるストロー鶴がやってくる
戴いた「MICOAISA」4号から。 MICOAISAは坪内先生を中心とした俳句グループで、年一冊の小冊子を発行しておられる。載っている俳句と、加えてエッセイが楽しい。4号のテーマは、「実は私は」。
「実は、私は~~だった。」で始まり、自分の正体(前世)を仮構するエッセイなのだ。実は、なまこだったり、かめだったり猫の姑だったり、ピアノだったり藻(!)だったり、本当に楽しい。
ちなみに小西さんは、「緋牡丹のお竜」という藤純子演じるところの女侠客だったそうで。。。

何の話だっただろう?
いや、ともかく。マジメな俳句も読み応えがあるが、もっと力を抜いて楽しめる俳句があっていい。


皆さま、今年もよろしくお願い致します。

亭主拝
 

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