2009年9月12日土曜日

週刊俳句




「船団」初秋の集いに関するレポートを「週刊俳句」に掲載していただくことになりました。

レポート部分ではなるたけ客観的に当日の様子が伝わるよう配慮しましたが、感想部分では、日頃、こちらでぶつぶつ呟いているようなことが、そのまま反映しています。

ご一読下されば、幸いです。
明日(数時間後)公開の125号に掲載予定です。
 →http://weekly-haiku.blogspot.com/



右は、当日高柳さんからいただいたサイン。
一番「高柳克弘」調でない、奇妙な一句を書いてもらった。
こーゆーのが一冊の句集のなかで現れるのが、高柳克弘の魅力だし、
また俳句形式のいいところ、だと思うんです。
あ、いちおう、あってなきがごときモザイクをかけてみました。



先日、「雑感」で書いた、井上泰至氏のコラムに関する部分で、当方に完全な誤読がありました。
曖昧な記憶で適当なことを書いてはいけませんね。
私は井上氏が

江戸人にとって、人は獣や鳥や虫と変わりない生き物であるから、そこには多少のふぞろいもあるのは当然で、お互いを理想的な、あるいは守られるべきかけがえのないものなどと見なす感覚はなかった。したがって、身体の欠損や生命の危機を、深刻にのみ受け取る風は今ほどではなかったのである。

「子規の内なる江戸⑨ 子規の滑稽」『俳句』2009.09


とされた部分を、単純に子規にも敷衍されたものと読んだのである。
が、先日のコメント欄で井上氏が自ら解説してくださったとおり、文章を読めば、

あくまで江戸の伝統にそういう視線があり、その延長線上に子規や漱石が「死」を笑いの対象にする見方があることを言ったまでです。
という立場であり、さらに言えば、「深刻にのみ受け取る風」ではなかっただけで、別に優しい視点だとかまで言っておられるのではなかった。ここに明記して先日の言を撤回します。

関連記事→http://sorori-tei-zakki.blogspot.com/2009/09/blog-post.html

 

2 件のコメント:

  1. 訂正記事、拝読しました。有難うございます。
    週刊俳句の記事も興味深く拝読。熱気が伝わりました。
    坪内先生とは五月ある会ではじめてお目にかかり、
    その後、「船団」も頂戴しています。
    「俳句」の連載11月号には、坪内先生の「船団」でのお言葉も取り上げさせて頂く予定です。お楽しみに。
    取り急ぎお礼のみにて。

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  2. >井上さん

    早速のコメントありがとうございます。
    こちらこそ申し訳ありませんでした。
    拙文、読んでいただけましたようで恐縮です。連載も楽しみに読ませていただきます。

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