2010年8月3日火曜日

つぶやき

 
「ツイッター」を利用するつもりがないので、「つぶやき」たいときはblogを書くしかなく、書くからにはそれなりの文章にしようという色気が出て結局長文になる。
もっとも下書きして意をつくそうとした長文でも誤解を招くのだから、気分のままに「つぶやき」していたら、かなりボロが出るのは間違いない。そんなわけで、考えたことをアウトプットするときは、一応まとめて文章にするようにしている。また、それが性にあってもいる。
これは愛妾、ならぬ相性の問題である。

いや、なにも、ツイッターに文句をつけたいわけではない。

ウラハイ = 裏「週刊俳句」: 【裏・真説温泉あんま芸者】句碑はいま注目の新しいメディア さいばら天気


違和感があるのである。

そもそも、ウラハイでさいばら氏が批評めいた長文を投稿されるのが珍しい。まして内容が、ツイッター界隈の話題。ずいぶんと狭い「俳句世間」をお相手されている。

俳句甲子園と句碑。そんなに違和感があるものか?という、違和感である。

俳句甲子園初期に参加していた人間からすると、この種の「野暮ったさ」は、俳句甲子園にはツキモノ、である。
当然ではないか。このイベントは、ポストモダン時代を生き抜く「ゼロ年代俳人」を生む場でも、クールでカッコイイ俳句作家を生む場でもないのだから。

俳句甲子園は、松山市と松山青年会議所がメイン主催者で、文部科学省、文化庁、全国高等学校文化連盟、現代俳句協会、俳人協会、日本伝統俳句協会、の後援による、教育事業なのである。
この週末にも開催される第13回俳句甲子園開催要項を見てみよう。

http://www.haikukoushien.com/pdf/2010kaisai_ver4.pdf

事業目的:全国各地から俳句という文学を介して高校生達が松山に集い、彼らの日本語を操る能力の向上、将来的な日本俳句文学の興隆のみならず、高校生相互の文化的交流、更には大会に関わる異世代との社会的交流を深め、豊かな人間性を育むことを目的とする。

開催趣旨:<俳句甲子園>は俳句を通じ地域間・世代間の交流と若者の文化活動の活性化に必ず寄与するものと考えます。

「俳句甲子園」を誤解してはいけない。「俳句甲子園」は、俳句と高校生との出会いの場を提供するにすぎない。優秀な作家たちが生まれるのは、副産物なのだ。
ぶっちゃけた話、力一杯俳句甲子園を応援してくれている「松山」が「句碑」を作ってくれるなら、それは慶んで「名誉」に思って良いことだし、出身生たちにはそのくらいの「義理」も「恩」もある、と私なら思う。
そのあと、どんな俳句作家に育つかは、個々の力量だし、考え方だ。

句碑を素直に名誉に思える人なら、「句碑第一号です」と思えばいい。
句碑建立を鼻白んでしまう人なら、「生涯一個だけです(照)」と、松山市に恩を売ったつもりで良い。


……ま、優夢や文香の自筆句碑なんて、どーかんがえてもネタスポットですけど(笑)。
 

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