2013年12月27日金曜日

俳句Gathering反省会

俳句Gathering2、終わりました。

ご来場いただきました皆さま、関係各位、本当にありがとうございました。
芳名録にはスタッフや出演者も含めてしまっているので正確な「観客数」ではありませんが、少なくとも六十名近い方に、今年もお集まり頂きました。
年の瀬の忙しい時期、「俳句」とうたって六十人以上が生田神社に参集できたこと、関西俳句界の潜在力というか、可能性を感じることが出来たと思います。


今年の最大の成果は、第二部で「W小池」と題し、小池正博さん、小池康生さんのコンビで連句・川柳とのコラボ企画をとりあげることができたこと。そしてそのために連句人・川柳人が何人か足を運んで下さったことである。

連句からは、「船団」の仲間でもある梅村光明さん、赤坂恒子さんらが徳島からわざわざ渡って来て下さった。梅村さんは当日投句大会の大賞を受賞された。
俳句Gatheringという「祭」が、ただ「関西」「俳句」に留まらず、「関西俳句・発」の気炎になることができるなら、なんともありがたい話だ。

第三部では昨年同様、Pizza・Yah!を迎えた俳句バトルが行われた。
Pizza・Yah!は7月にメンバーの卒業があり、新メンバーを迎えての参戦。休業中のおぎのかなも加わったことでファンには嬉しいチーム構成となったようだ。
一方の男性チームは昨年敗れた遠藤朗広くんが、お笑い仲間を率いてリベンジマッチを挑む、という構図。

試合前にはプロデューサーの徳本氏渾身の「あおりVTR」が入り、さらに「秘密兵器」として、林田ゆりあが登場。林田さんはかつて徳本が企画した宝塚での句会バトルで女性チームを率いた現役タレントで、いわばPizza・Yah!に先行する元祖・俳句アイドル。
客席からも笑いが漏れる中、舌戦はときに脱線し、俳句だけは真剣な句会バトル第二弾が開幕。今年は2-2の大将戦まで持ち込んだものの、やはりPizza・Yah!チームが勝利。

ちなみに、両チームの俳句指導やディベートのサポートには徳本氏が関与しているが、勝敗の判定だけはまったく審査員にゆだねられており、いわゆる「やらせ」はまったくない。
今年は審査員席に、東京から「童子」の松本てふこさん、「層雲」のきむらけんじさん、という新しい顔を迎えたこともあり、昨年はひと味違った講評となった。

スタッフには関西俳句会「ふらここ」のメンバーが多数参加してくれ、前日から泊まり込みで働きづめに働いてくれた。今年のイベントがなんとか終了したのは、全面的に彼ら学生スタッフのおかげである。本当にご苦労様でした、ありがとうございました。

とはいえ、今年は昨年以上に課題が多く残った。
まずなによりの反省というか悔恨は、昨年の経験を踏まえてすこしは余裕ができるかと思っていたのに、昨年以上に段取りが悪く、まったく笑えないほどのどたばたぶりを見せることになってしまった。昨年の石原ユキオ氏からの厳しいエールにも応えられない出来だった。情けないことだ。
正直なところ、昨年はまだ全体を見る余裕があったのだが、今年は第二部・第三部はほとんど観戦することができなかった。そのため内容についてもあまり深くここでリポートすることができない。
これもありがたいことに、すでに第二部に出演してくれた小池正博さんが詳細なリポートをすでにあげて下さっている。当日の雰囲気については、こちらをご参照いただきたい。
週刊「川柳時評」 俳句Gathering vol.2

また、今年の客層は去年以上に若返った。

洛南の高校生や、「ふらここ」から大学生メンバーが多数駆けつけてくれ、会場の約半数は一〇代・二〇代で埋まっていたのではないか。
俳句甲子園や、その後のつながりから若い人が集まってくれたこと、そこで新しい出会いがあったことはとても嬉しく、Gatheringという名にふさわしい成果だったと思う。

一方で、イベントとして考えるとターゲットが狭くなるのは考えもの。小池さんのレポートにもあるように、上の世代をどう巻き込んでいくかを考えたとき、主催側の準備があまりにも足りなかった。真摯に反省し、出直すべきだと思っている。

今後の活動についてはあらためてblogなどでご案内することになると思う。
また、Gatheringレポートについては、来年初頭には公式Blogなどで随時アップしていきますので、お楽しみに。




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