2012年11月11日日曜日

言い訳と方針



最近とみに更新速度が落ちている。
こんな駄文blogでも見に来て下さる方はいらっしゃるわけで、たいへん申し訳ないです。

更新が落ちると閲覧数も比例して落ちるので、どうもまずいなぁとは思ってるののですが、なかなかうまくいかない。
書けないのは自分の不精のせいなので、以下はまったく言い訳なのだけれども、ちょっと言い訳と、来し方行く末を書いてみる。

はやいもので、恐る恐るblogを立ち上げてからはやくも3年がたった。

当初考えていたようなことはあらかた書き尽くしてしまい「ネタ切れ」をおこしつつある、というのが、ぶっちゃけ正直なところである。

(だいたい、専門家でもないのだから、そんなにネタなんてないのである。批評史読もうぜとか、世代論とか、考えてることは開設当初からそんなに変わってない。変わってないのだから、もう書いてしまったことはこれ以上書けないのは、当たり前だ)

開設当時は俳句blogブームというか、「週刊俳句」を筆頭に、ネットマガジンとか論説系のblogがどんどん立ち上がり議論が活性化していたので、なんとなく東京主導の流れに乗り遅れたくない、関西からも発信したい、という感じで便乗したのではあった。
ブームに便乗できたこともあってか、こんな無名人のblogでも、折々反応をいただくこともあり、悦に入っていたのだけれども、見られていることを意識すると滅多なことも書けないなぁと思うので、それなりに本を読んだり時事ネタを取り入れたり、私自身としても勉強になることが多かった。

ネット環境の整備とか「俳句甲子園」世代の台頭とか、いろんな要素がからまっていたのだろうが、すこし前からネットでは、「俳句批評」に対する飢餓感というか、熱っぽい感じが伝わってきて、問題意識が重なっていたこともあり、私にとっては心地よかった。
開設当初の拙稿を見返すと、わずか数年で古びてしまうような浅い議論ばかりだけれども、一所懸命「議論」したがっている、というのだけは伝わると思う。
私自身の議論はともかく、リンクしたり、引用してある記事はそれぞれ意味のある文章が多い。是非、参照にしていただきたいと思う。

一応、削除せず残してあるのは、その後議論に加わる人たちへの心覚えとしてである。俳句の議論は同じようなところでループしていることが多いので、少なくとも私たちの世代はこういうことを数年前考えてましたよ、議論してましたよ、くらいは残しておかないと、後輩のために不親切である、と思うのだ。

その後、「豈」が閉鎖したり、「詩客」や「spica」が開始したり、いろんなことがあった。ネット俳句界の存在は、まだまだ「若い人」の「匿名句会?」といった誤った印象を持たれつつも、少なくとも存在だけは認知されつつある、というのが現状だろうか。

最近はblogよりツイッターでのやりとりが多い印象もあり、一時の「批評熱」みたいなものは引いたような気もするが、ネット俳句界における「読む」意識、批評への関心は継続されているようであり、たのもしい。

とは言うものの、私自身はほかの批評子らとは違って、蓄積がほとんどない。
自転車操業で入れた知識を垂れ流しているだけなので、時間がとれず「入力」ができないと、そのまま「出力」も止まる、というのは自然のことであろう。
先の「批評ブーム」の熱がすこし落ち着いてくると、私自身年齢を重ねて小忙しくなってきたこともあり(大げさに言えるほど「大忙し」ではない)、最近は「入力」のほうでうまく時間がとれていないのである。

で、「ブーム」のときは自転車操業で浅い知識を振り回しているのも、それなりに声が大きければ相手してくれる人もいたのだけれど、「ブーム」が去っても浅い知識だけでは、これは多分相手にしてくれる人がいなくなるだろうな、というのが、最近の漠然とした感想である。

これから自分ができること、というのを考えてみると、やはり少しでも「入力」を貯めていくことだろう、と思う。少なくともネット周辺での「顔ぶれ」も固まりつつあるのであり、私自身はまだそのなかに入っているとはとても言えないけれども、今は議論の行方を見ながら蓄積すべきかな、という気が、してきている。


というわけで、しばらく「入力」時間がとれるまで、新しいネタの「出力」(更新)は、とどこおると思います。
告知とか、イベントの報告みたいな記事は今後とも折に触れて更新していきますので、そのへんで見捨てずにいてくださる方はごひいきに。

イベントといえば、年末に関西でいっぱつ、お祭りを計画しております。

これについてはまた詳細が決まりましたら宣伝しますので、お楽しみにお待ちいただければと思います。よろしくお願いします。

亭主拝

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