2010年3月16日火曜日

古代文学会シンポジウム


2010年度古代文学会シンポジウム+夏期セミナー


     2010年度 古代文学会連続シンポジウム 
総合テーマ  〈型〉のダイナミズム―古代文学の普遍と固有― 
〈型〉は継承されていくなかで新たな創出を果たし、その新たな創出が次には後に継承されていく〈型〉となる。あるいはその継承から創出でという変化そのものを〈型〉とも呼びえよう。そうした〈型〉のダイナミズムを古代文学の世界において追及していくことを企図する。〈型〉という視点から、対立概念ではない普遍と固有の流動変化する在りようを捉える。
日時 2010年4月10日(土)・5月1日(土)・6月5日(土)・7月3日(土)
会場 共立女子大学 本館  地下鉄・神保町駅下車A8出口から徒歩1分、「竹橋」駅下車1b出口から徒歩3分     
→地図

4月10日(土) 14:00~17:00 テーマ「歌の間テキスト性」 
歌とは何か。〈型〉が引き寄せる言葉、〈型〉を創る言葉。
 【パネリスト】穂村弘氏/岡部隆志氏

5月1日(土) 14:00~17:00 テーマ「儀礼と芸能」 
継承でありつつ創りだされる儀式の〈型〉を捉える。
 【パネリスト】兵藤裕巳氏/遠藤耕太郎氏

6月5日(土) 14:00~17:00 テーマ「神話の想像力」 
〈型〉が新たな神話を生み出していく流動的想像力とは。
 【パネリスト】伊藤聡氏/谷口雅博氏

7月3日(土) 14:00~17:00 テーマ「詩的想像力」 
〈型〉はいかにして詩の想像性に関わるのか。 
【パネリスト】
渡辺秀夫氏/太田善之氏

入場無料・会員以外の方も自由に参加できます。

うーん、どうなのかな、このシンポジウム。顔ぶれもテーマもおもしろそうなのだけど、何をどう語り合うのか、ちょっと見えないところがある。 「古代」だしなぁ。

古代文学会の連続シンポジウムというのは毎年ちょっと変わった企画をする。
一度、ファンタジー作家の荻原規子氏と古代文学者の三浦佑之氏との対談という不思議な企画につられて東京まで行ったことがある。おもしろいには違いなかったけれどどうも発展的ではなくて始終「?」がついてまわるシンポジウムだった。
三浦さん自身が荻原さんファンで、周りも荻原さんのファン(通称"オギワラー")の方が多くて(実は同行者もそのうちの一人)、明らかに「学会」関係者でない人たちに会場が占拠されていたのが記憶に残っている。全体に「荻原さんとファンの夕べ」みたいな。
私も結構荻原作品は好きだし、古代専攻でもないので三浦さんと荻原さんの話聞けただけで満足、な感はあったんですが。ちなみに三浦氏は『口語訳 古事記』で大ヒットを飛ばした売れっ子文学者。娘は三浦しをんだったりします。


てなわけで、上の企画もどーゆー内容になるかはわかりません。もし東京の方とか、東京行く用事のある方で、穂村氏に興味のある方は初日だけでもいかがでしょうか。いわゆる「業界」内部ではない視点からのシンポジウムというのもおもしろいと思います。

さすがにわざわざこのためだけで東京遠征もできないので、行って感想など聞かせてくれる人がいれば嬉しいのが本音のところ。
 

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